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2016年4月28日木曜日

第7回オープンセミナー[スポーツ内科をコンディショニング,パフォーマンス向上に活かす]開催報告

テーマ:「スポーツ内科をコンディショニング,パフォーマンス向上に活かす」
講師:田中 祐貴 先生 (広畑センチュリー病院 スポーツ内科・婦人科,日本医師会認定健康スポーツ医)

日時:2016年4月27日(水) 18:30-20:30
場所:大久保病院 西館1階 会議室

参加者数:40名

明石運動器リハビリテーション研究会では,幅広い分野の勉強会を企画・開催しております。
今回は,スポーツ内科医の田中祐貴先生を講師にお迎えし,第7回オープンセミナー「スポーツ内科をコンディショニング,パフォーマンス向上に活かす」を開催しました。
田中先生の講義
最近,スポーツ内科という言葉を耳にすることが増えました。スポーツ内科の領域は,アスリートの筋肉や柔軟性といった一般的なフィジカル要素以外に着眼点を置いたものと認識されています。

運動やスポーツの医学的効果は,心肺機能,筋力,認知機能の向上やストレスの緩和,生活習慣病の改善など多くのポジティブな要素があります。その一方,過度なトレーニングによる弊害も少なくありません。
起きたら身体だるい。貧血気味月経がこない。体重が増えない。咳が止まらない。食欲がでない。動悸がする。

いわゆるオーバートレーニング症候群に陥ることで,身体の不調やパフォーマンス低下をきたします。田中先生の講義では,「“スランプ”いわゆる伸び悩みの原因には,そのスポーツ動作の技術的要素以外に原因がある場合がある」と話されました。特に,長時間の練習を行う陸上競技がスポーツ内科の適用になるとのことでした。
受講者の質問に対し,丁寧に答えていただきました
近年の市民マラソンブームによってマラソン愛好者も増えており,大久保病院のスポーツ整形では主にフィジカル要素に重きを置いた身体機能や動作改善(インソールやテーピングを含む)で愛好者を支えているという自負がありましたが,田中先生の講義を聴くことによって,今後は多くの要素から選手や愛好者の方を見ていく必要性を再認識しました。
集合写真
明石運動器リハビリテーション研究会でのリハビリに関する様々な興味深い内容を開催してまいります。今後とも宜しくお願い申し上げます。

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文責:石原 康成

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