一般社団法人 明石運動器リハビリテーション研究会のBlogです。
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2014年4月14日月曜日

第8回定例勉強会[肩関節疾患の診かた3 -投球障害を中心に-]開催報告

内容:肩関節疾患の診かた3 -投球障害を中心に-
講師:前田 健 先生 (BCSベースボールパフォーマンス 代表)

日時:2014年4月12日(土) 14:00-18:30
場所:大久保病院 リハビリテーション室

参加者数:60名

投球障害について,元阪神タイガーストレーナーで現在は野球に関するスタジオ(BCSベースボールパフォーマンス)の代表を務められている前田健先生にお越しいただき,講演と指導をしていただきました。
前田 健 先生の講義の様子
当院にも多くの投球障害を有する患者さんが来られます。様々な原因がある中,前田先生には「パフォーマンス」という視点から投球障害のお話をしていただきました。

『最良のパフォーマンスは最良の障害予防』

それは身体の機能を最大限使い,目的とした動作に対してもっとも効率良い動きをすることであり,身体に悪いわけがありません。この言葉は疑う余地が無いと思います。
前田先生による具体的な指導
難しいのは最良のパフォーマンスを再現する体の使い方です。これは前田先生が私達の前で何度も実践してくださいました。誰もが見てすぐにわかる「綺麗なスローイング動作」でした。
担当理学療法士による野球選手の紹介
講義に続き,投球障害を有する野球選手に対して前田先生が直接ご指導していただきました。
野球選手に対する動作改善指導
特に難しいのは,下半身の動かし方ではなく上半身の使い方でした。投球障害では,下肢からの運動連鎖が大切であり,その破綻が上肢に影響を及ぼすといった考え方をされます。しかし,前田先生は「スローイングは上半身で遂行されるもの」と上半身の重要性を説明されました。確かに,下肢からの影響となると,骨盤の位置や回転によって上肢に大きな影響がでることが容易に想像できます。上肢がうまく使えていないことに対して下肢が代償できるわけありません。影響を及ぼすことは考えられても,上肢機能を補填するほどのものではない。ですから,上半身の使い方をもう一度改めて見直す必要があるということを実感しました。
当院理学療法士に対する動作改善指導
参加者の方々の様子
2人目として当院の理学療法士を指導していただきましたが,上半身の使い方がとても難しく苦慮しました。しかし,投球障害に対する診かたを改めることができた貴重な時間でした!!動作を通じて身体の機能を高め,全てが改善していく実感がありました!
最後は,参加者全員で「エイミング」の格好で写真撮影ヽ(^o^)丿
遠く三重県からも来ていただいた参加者の方々もいらっしゃいました。ありがとうございます!これからも参加者の皆さまに有意義な勉強会を開催できるよう運営していきますので,要望等ございましたら,遠慮なくご意見ください!お疲れ様でした!!

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